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320 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 03:03:04.41 ID:nAfiXlRI0
女に丁度良い服を見つけるのに時間がかかってしまった。
母さん、まともな服くらい買っとけよ・・・何で息子が箪笥開けて数秒で絶望しなきゃならんのさ。
それでも何とか奮闘し、かろうじて常識レベルの服を発掘し、女の元に届けた。
とりあえず女が着替える間に茶菓子でも用意するか。
多分雨の暫く止みそうにないし、長期戦になる・・・・
男「うわっ!」
そんな予定を轟音がすっ飛ばした。
男「・・・かなり近いし音もでかい。どこかしらに落ちたのか?落雷なんて十何年ぶりかもな」
にしてもよっぽど天気が悪い。この調子じゃいつまでたっても女を帰せ・・
男「っ!馬鹿やろう!」
何が久々のだ天気悪いだそれ以前に気付く事があっただろうが!
雷は、女の最大のトラウマだって事に!

あいつの涙腺の弱い原因も雷にある。
俺と会う少し前、まだ小学校に入る前に女は落雷を見たらしい。
まだ幼い頃、それを直視した時の怖さは十分に後遺症を残すものだった。
それからしばらく天気の悪い日は外に出たがらなくなり、すっかり心を閉ざしてしまった。
感情なんて泣く事しか知らないとばかりに、何かのたびに泣き、今の落ち着いた状態になるまで両親は苦労したらしい。
俺もその事情を知ってたからなのか、自覚してるのに過保護になっている。
でもそれは、女が可哀相だからという同情心からきてるのか?
男「んな事考えてる場合か!」
思考から現実に意識を引っ張り、着替え中かもしれん女のいる居間の襖を乱暴に開けた
男「女っ!」

そこには、予想通りで、予想したくなかった女がいた。

泣き虫クール11




323 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
2007/06/15(金) 03:28:20.53 ID:nAfiXlRI0
男「女っ!」
女「あっ、っひいああ、うああああ!!」
女はこれでもかと涙を流し、すました顔が最大限の恐怖に歪んでいる。
完全に泣くのを通り越して完全にパニック状態になっている。
泣くべき原因が最大級の敵のため、その勢いはすさまじく、今までの比ではない。
女「ひっ、がっ、は・・やあ、いやああ!!!」
もはや喉に激痛が走るにも関わらず、座り込んだまま何かを振り払うかのように両手を振り回す女。
箪笥にぶつけようが、コタツにぶつけようがその勢いは止まらない。
男「女っ!落ち着け!」
とにかく俺には女の両手を押さえながら呼びかける事しかできなかった。
男「大丈夫だから!もう雷はこないから!」
女「ひっ!や、いやが・・・がはっ!」
男「落ち着け!」
自分のボキャブラリーの無さに怒りたくなった。
ただ俺は女が苦しんでる中、手をとり『落ち着け』としか言えない存在と可していた。
十何年一緒にいて、結局俺はこいつのトラウマ一つにすら対抗できない自分が情けなく、ふがいなかった。
男「女っ!」
それでも俺は呼びかける事を止めない。
それしかできないのなら、それが唯一できる事なら、ただひたすらにやり通すだけだ!
それが女のためになるならいくらでもやってやる!
女「嫌っ!ヤダあああ!」
暴れる女をただひたすら体で受け止める。
時間がたってパニックも抜けかけたのか、少しずつ叫びが言葉になりつつあった。
女「やだ・・・いやだ・・・わた、し・お・・嫌」
男「大丈夫、もう雷は無いから」
正直、もう一度雷がなろうものなら再び錯乱しかねない。
この数分だけで、俺は神様に一生分祈った。
男「大丈夫、雷はこない、もう来ないから・・・」
女「い・・や・・だめ・・・わく・・」
かたことながら女の言葉が分かり始めた。



324 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 03:47:34.99 ID:nAfiXlRI0
女「男・・・」
目線が合ってない瞳でこちらを見つめるも、賢明に揺さぶっても俺に焦点が合う事はなかった。
男「俺はここだ!ここにいる!」
女「男に・・・迷・・・けたくない」
男「え?」
今なんて言った?
女「私は・・・男に迷惑かけたくない、嫌われたくない・・」
男「・・・おん」
何か言いかけた。しかしそれは、再び轟音にかき消された。
女「いやああああああああああ!!」
その音に負けない女の叫びが、轟音の元を嫌でも理解させた。
男「女っ!」
必死に揺さぶり語り掛ける中、俺は心の中で神様を十字架に吊り上げ槍で何度も突き刺した。
畜生っ、散々祈ってこれかよ!神様は人の不幸をあざ笑うのかよ!
不条理とも思える怒りをぶつけながらも、女は叫ぶ。
しかし、先程とは違い、その叫びは言葉となっていた。
女「やだ!いやだ!男に、迷惑かけたくない!泣いてばっかで困らせたくない!」
男「な・・・」
女「こんなので!泣きたくないのに泣いちゃって!迷惑かけて男に嫌いになってほしくない!!」
頭が真っ白になった。
今、こいつは落雷の恐怖より、俺に嫌われる事を恐れてるとでもいうのか?
俺なんかの存在が、幼児体験のトラウマより勝るのか?
女「わた、私っ!努力、したのに、頑張っても、泣いちゃって、結局男に面倒みてもらって」
それは恐怖から逃れるための叫びではなく、自虐に満ちた懺悔のように聞こえた。
女「私の、せいでっ、男に迷惑かけて、手間かけさせてるのにっ・・私は!」
そんな女の叫びをよそに、俺は昔はしてたのに今は喧嘩してなかったなと思い出す。
それは、互いに遠慮して言いたい事を言ってなかった事・・・だからこれは、女が俺に対して言いたい事だ。
女「私はっ・・・・男にどう思われてるか聞けなくて・・・助けてもらってる事に甘えて・・泣くのをやめれなくて!」
女の涙は枯れる事を知らない。
体中から搾り出すようにして眼から流れる水は、俺のせいか。



325 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 03:53:47.50 ID:u2LtqydCO
泣いてしまった(´;ω:)



326 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 03:57:59.95 ID:nAfiXlRI0
女「ずるいって、分かってるのに・・・私は」
最後の力を振り絞って言ったその言葉を最後に、女はさっきのが嘘のように静まった。
もう両手を押さえる必要は無い。
男「・・・・・・・・・・・・・・」
もう、分かった。
雷はきっかけに過ぎない。
結局の所、俺への思いと罪悪感か。
馬鹿だな、そんなの直に言ってくれればいいのに。
そしてもっと馬鹿なのは、それに気付かず何も言わなかったこの俺だ。
拳を握る。
全力で自分をぶんなぐった。
女「!?」
男「ってえ・・・・」
喧嘩馴れしてないとはいえ、全力だ。そうとう痛い。
でもおかげで、スッキリした。
女はそうとう驚いた顔をしていた。
つまりそれくらい回りを自覚できる状態にまで戻ったのか。
それは都合が良い。
「女の言いたい事は分かった。次は俺が言いたい事を言う番だ」
女「え・・・」
男「ったく、お前もな、そんなに不満や不安があるなら言え。普段隠せずに泣くくせに、こんなにいろいろ溜め込んでたのか」
言いたい事は、山ほどある。
男「いいか、お前がどう泣こうと俺はお前を助けるぞ。昔からの腐れ縁だからじゃない。
同情心からでもない。嫌嫌でもない。俺は、俺の意思でお前を助ける」
ハッキリと言ってやった。今まで言葉にしなかったが、十年も前から変わらない決意を始めて口にした。



327 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:05:10.85 ID:nAfiXlRI0
男「そりゃあただ泣いてるだけだったら愛想尽かしてたかもしれない。だけど、お前は頑張ってたじゃないか。
涙腺弱いの分かってて負けずに涙溜め込んだり、耐性をつけようと自分からセカチュー読もうとしたり、
帰り道での会話でも泣く回数が減ってたじゃないか」
あ、相当驚いた顔してる。
男「俺が気付かないと思ったか?誰よりも一番お前を見てる俺が、それに気付かないとでも思ったか?
残念ながら俺は目ざといんだよ。だからそれら一つ一つがお前の努力した結果だって知ってる。
お前は今の状態を良しとせずに、楽な方に流され泣く事より頑張って泣く事を選んだんだろ。
だったら俺はその背中を押してやる。一人で立てるまで何時までも支えてやる」
ああ、もう我ながらややこしい。普段みたいに一言で済ませりゃいいのに。
これでも俺は『歯に布を着せぬ』言い方か?男友。

男「俺はずっと前から、お前が好きだったんだよ。じゃなかったら、一緒にいるか馬鹿野郎」

ああ、やっぱり俺は素直じゃない。
何年も前から思っていた言葉を伝える時ですらぶっきらぼうになっちまう。
正直、シチュエーションによっては、顔を真っ赤にして学校の屋上からダイブするくらいの発言だった。
でも伝えてしまった。言ってしまったら、あとは返事を待つだけだ。
女「私・・・・迷惑じゃ、ない?」
恐る恐る、触れたかったけど触れたくない女にとって最大の疑問を俺は即答した
男「当たり前だ、好きな奴が頑張ってるのを応援しなくて何が男だ」
一度アクセルをいれたらブレーキ知らずなのか、恥かしい言葉のオンパレードだ。
これ聞かれてたら俺は明日から樹海に行く。
男「お前は泣き虫だった。だけど今は違う。嫌な事に立ち向かう勇敢な泣き虫だ」
だから一緒に頑張ろう、と続けようとしたが、女が俺に飛び込んできて何も言えなくなった。
女「・・・・・頑張る、頑張るよ、私」
男「・・・言ってる傍から泣く奴があるか、馬鹿」
でもそれはそれで良いと思った。
それは泣く事の中で唯一のポジティブな涙だったから。



328 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:16:54.49 ID:nAfiXlRI0
まぁ結局、俺達の関係は、世間一般で言う彼氏彼女という形になった。
クラスでは何故か前から当然だと思われてたらしい。意外だ。
付き合ってるからと言っても、やる事は今までと大差な無い。
ただ変わったのは・・・いや、これからも変わっていくのは女の泣き虫の耐性だ。
最近では日常生活のふとした事はウル目レベルまで抑えれるようになった。
調子に乗ってフランダースの犬のDVDを見せたら号泣された。
男友や女友にいつもに増して冷やかされたり遊ばれたりするようになった。
ついこの間とあまり変わらないそれが、俺達には光り輝いて見える。

男「・・・で、女が俺の分のティッシュを使い切る程泣いた理由は?」
男友「電車男を読ませたら」
女友「最初は笑ってたのに後半に入ったら一変して」
女「あ・・・男か、これはすごい本だよ」
男「真顔で号泣するな、そして二人はそこに座れ!」


まぁこれが、俺達にとっての、穏やかな毎日なんだろうな。
少なくともそのために努力した俺達はそう思う。

                       泣き虫クール 終



329 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:19:43.92 ID:elb4F8Nv0
>>328
GJ



330 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:21:57.48 ID:nAfiXlRI0
えっと、見てくれた人ありがとうございました。
もう今の時間何人残ってるかわからないですが、今日が初めての新ジャンルSS投下ながら無謀にも長編書かせてもらいました。
途中支援あげしてくれたり応援を言ってくれた人には本当に大感謝です。
最後まで書かせていただき本当に、本当にありがとうございました。
またいつか、別のジャンルで会う事があれば・・・ってID変わってわからないですよねw



ってかもう外が明るい!あと数時間後に俺大学なのに!
新ジャンルって怖いですね、おやすみ!



331 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:23:01.10 ID:elb4F8Nv0
>>330
乙でした。おやすー



333 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:25:54.92 ID:/NumsaYSO
ブラボー!おぉ…ブラボー!!



335 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 04:37:32.16 ID:4ac9qbeG0
風呂で寝てたら終わってやんのw
お疲れ様、楽しかったよ!



339 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 06:53:05.56 ID:ND8w+Z3XO
>>330
うん、良かったぜ!
若干飛ばしちゃったけど
でも、ちょいと心がうるっときたんだぜ

あと
ありがとうな



351 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 10:51:42.66 ID:8uz8x2OIO
>>330 銀河系が泣いた



341 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 07:55:16.75 ID:ND8w+Z3XO
俺も負けてられんな



345 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 09:48:01.26 ID:igLuio/M0
朝起きてもまだスレ残っていていた奇跡に感動、保守したおまいら大好きだw

>>330
朝方近くまで良くがんばった、GJ!
荒削りっぽい所もあるけど泣ける所はしっかり泣けたし、初長編とは思えないくらい面白かったぜ!
てか大学の方は大丈夫かw



350 名前: 330 2007/06/15(金) 10:47:58.95 ID:v4qfF8avO
授業中に見てみたら落ちてなくてびっくり。
みんな感想見てたら睡眠時間削ってまで書いたかいがあったよ!
見守ってくれたみんなに感謝!



354 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 11:42:17.31 ID:VChclsb3O
女「いたた・・・目にまつげが」
男「チョッパーとDr.ヒルルク」
女「・・・」
男「なんでほたるすぐ死んでしまうん?」
女「・・・・・・」
男「リサリサ先生、タバコが逆さだぜ」
女「・・・・・・・・・」
男「もし、このまま、ぼくが君と付き合っていると、君まで悪い鬼と思われてしまうかもしれません。なので、ぼくは旅に出まが、」
女「ひどい。ひどすぎるぞ男」ボロボロ
男「まつげ流れただろ」



363 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 12:52:30.13 ID:wQQldGXs0
クー「やあ、おはよう」
男「おっす、おはよう。って、朝からお前、目ぇ真っ赤だな」
クー「うん。ちょっとイヤなことがあってね。
 恥ずかしながら、朝からちょっと涙腺大解放したんだよ」

男「イヤなことって?」
クー「テレビの12星座占いで、私の星座が、最悪だ、と、言われ、た・・・」
男「ちょ、思い出し泣きはよせ。堪えろ」
クー「う、うん。さすがに私も同じことで2度泣きたくはないよ」

男「しかしまぁ、たかが星座占いくらいで泣くとはね・・・」
クー「女の子はみんな占いが好きなんだよ。
 君も『たかが』なんて言ってると、他の子に嫌われてしまうよ?」
男「そいつは困るな」
クー「しかも、私は『最悪』と言われたんだ。
 今日一日、最も悪しき者。そう宣告されたんだよ?泣きたくもなるだろう?」

男「でもさ、占いなら逃げ道あるんじゃないの?
 運気の悪さを回復する『ラッキーアイテム』みたいな?」
クー「あぁ、『ラッキーパーソン』ならカニ座の人らしいよ。今日一日、一緒にいると良いらしい」

男「カニ座、って言うと、誰だ?」

クー「体育教師の粟田先生だね。あの、セクハ、ラ、教師、として、名高い・・・・・」
男「あぁ、そりゃ号泣したくもなるわ」

クー「粟田先生と一緒にいなきゃいけないくらいなら、ナメクジ飼えと言われた方がマシだよ」
男「そりゃ言い過ぎだ。今度は粟田が泣くぞ」



365 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 13:09:00.72 ID:wQQldGXs0
【コーヒー】
男「ふわぁ、やっぱ一日授業受けると疲れるな。
  喉渇いたし、何か飲んで帰るか?奢るぞ?」
クー「ふふ、本当かい?君、なんだか気前が良いね」
男「喫茶店行くほど余裕はないんで、缶ジュースだがな」

      ビッ、・・・ガチャン

男「コーヒー良いわぁ。眠気も覚める」
クー「コーヒー、って君のはカフェオレだろ?」
男「カフェオレだって、コーヒーだ」
クー「ふふっ、お子様だね。本当のコーヒーとは、ほらコレ。ブラック無糖だよ」
男「おぉぉ、お前、大人だな(笑」



クー「・・・・・苦っ」



男「お前、今『苦っ』って言った?」
クー「い、言ってないよ?」
男「じゃあ、なんで号泣してんの?」
クー「コーヒーが、美味し過ぎて・・・」
男「缶コーヒーごときが?
  大人の味が分かるなら、缶コーヒーごときで美味くはないだろう」

クー「・・・・・君は、意地が悪いね」
男「じゃあ、お前は見栄っ張りだな」



366 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 13:21:24.37 ID:OcVliwx1O
クール度高めの来たな



367 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 13:35:52.54 ID:v4qfF8avO
【我慢】

男「そういえばさっき漫画で女そっくりな奴がいたっけ」
女「ほう、誰かな」
男「そいつはいろいろ不幸な目にあったりするたびに泣きそうになると『が・ま・ん』と言って耐えるんだ」
女「なるほど、泣かないよう努力している点が似てると」
男「いや、最終的には泣いちゃう所が」
女「・・・ちなみに、その漫画って?」
男「ジャ○プのリ○ーンに出てくる○ンボ。ほれ漫画」
女「(パラパラ・・・)」
男「・・・・・・」
女「・・・・が・ま・ん(じわっ)・・・ふぇえ」
男「(ゴメン、泣くって分かってたけど・・・やっぱこいつ可愛いわ)」


我慢、泣き虫と見て真っ先に浮かんだのは俺だけじゃないと信じてる。



368 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 13:58:38.24 ID:wQQldGXs0
【鯛焼き】

クー「うん?何を食べているんだい?」
男「あぁ、鯛焼きだよ。お前も食うか?」

クー「・・・・・」

男「ちょ、なぜ泣く!?
 ははぁ、さてはお前、鯛焼きを頭から食うのは可哀想、って思ってんだろ?」
クー「いや、私は鯛焼きはシッポから食べる派だよ?」
男「じゃあ、なんで泣くわけ?」


クー「お腹の中が全部アンコじゃ、さぞ胸焼けするに違いないじゃないか。
 鯛焼きの身になって考えてみなよ?これはとても辛い仕打ちだよ?」


男「鯛焼きの身になって、って・・・。
  お前、最近無理に泣こうとしてないか?」
クー「失敬な」

369 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 14:07:57.22 ID:OcVliwx1O
クールいいよクール



373 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 14:26:22.31 ID:wQQldGXs0
【マンモス】

男「あぁ~、一度で良いから、骨付き肉食ってみたいよな~」
クー「うん?一度と言わず、何度でも食べれるだろう?骨付きカルビ?」
男「いやいや、そういうのじゃなくてさ。こう、『マンガ肉』っつーのか?
  原始人とかが噛り付いて食うようなイメージのやつ」

クー「・・・・・」

男「また泣いた!?」
クー「君みたいに面白半分で食べたいなんて言う人間がいたから、マンモスは滅んだんだ」
男「え?マンモス?えぇ?」
クー「謝った方が良い。今すぐ。マンモスに謝るべきだ。いや、謝れ」

男「え?あ、あぁ、えっと、す・・すみませんでした」

クー「全く、マンモスを滅ぼしてしまうとは、君は酷い男だね」
男「いや、滅ぼしたの俺じゃないよ」


クー「・・・・・」
男「嘘。ごめん。滅ぼしたの俺。だから泣かないで!」



377 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 15:21:42.72 ID:wQQldGXs0
男「もうすぐ父の日だな。お前、何かプレゼントしたりするのか?」
クー「うん?あぁ、ハンカチをね。ありきたりだけど、ちょっと上等のを用意してみた」
男「俺はネクタイ。ありきたり具合では負けてないな(笑」

クー「父の日、か・・・。・・・・・」

男「あれか?感謝の念が募って泣いてんのか?」
クー「うん・・・。
  仕事仕事で、毎日忙しくしていて、滅多に話もしないけど、
  それも全部、私や家族のためなんだと、思うと・・・・・」

男「ちょ、号泣!?
  は、ハンカチ、ハンカチ・・・」
クー「だ、大丈夫だ。ハンカチくらい持ってるよ」
男「そ、そうか」

男「って、それ親父さんにあげるハンカチじゃねぇか!?」
クー「あ、あぅあぅ、しまった・・・」

男「って、それは俺の親父にやるネクタイだ!」
クー「あぅあぅ、ご、ごめん・・・」

男「って、それは床拭き用のモップだ!!」
クー「あぅあぅ、顔が臭くなったよ・・・」


男「落ち着け。とりあえず落ち着け。泣き止め」
クー「失敬な。な、泣いてないよ、私は?」

男「プレゼント2つお蔵入りにしておいて、酷ぇ言い訳だな、おい(笑」



378 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 15:38:56.35 ID:OcVliwx1O
萌えるよ



384 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 16:39:09.38 ID:ND8w+Z3XO
じゃあまたお題あげ

【苦しみ】【空気】【魔法】【最強】【ゲーセン】

385 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 16:58:33.26 ID:wQQldGXs0
【最強】
クー「イジメだ・・・」
男「え?うわ、本当だな。でもあれ、不良高で名高い横高の裏番長だ」
クー「イジメなんて卑劣だ。止めてくる」
男「おい、待て。あの裏番はここらじゃ最強なんだって。ヤバイって。
  ちょ、誰か警察呼んでくれ!」

クー「おい、そこの不良ども、寄ってたかって一人をイジメるのはやめるんだ!」

裏番「あ?どこのお嬢さんが寝ぼけたこと、を・・・
  って、なんでもう号泣!? ハンパねぇ泣きっぷり!? 俺まだ何もしてねぇよ!?」
男(そりゃ、アンタら怖ぇもん。割って入ったら俺でも泣きそうになるわ)
不良「裏番、こいつの泣きっぷり異常ッスよ。なんかヤバイ。絶対ヤバイッス」
裏番「お、おぅ、さすがの俺もこんだけ豪快に泣かれちゃ、罪悪感が・・・。今日は引き上げだ!」

男(おぉ、涙は女の武器だな・・・。最強の泣き虫番長誕生か)

クー「君、大丈夫かい?血が出てる。ほら、このハンカチを使うと良い」
イジメられっ子「あ、ありがとう。でもそのハンカチは自分の涙を拭いた方が良いんじゃ・・・」


警察「イジメがあっているのはここか!
   貴様か! 女子高生を泣かしおって! 署まで来い!!」
イジ「え、僕? えぇ?? えぇぇぇぇ!?」

クー「いや、おまわりさん、違・・・

男(最強っつうか、『最凶』だな・・・)



386 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 17:14:45.51 ID:wQQldGXs0
クー「人生、楽ありゃ、苦もあるさ」
男「水戸黄門?」

クー「うん?あぁ、つい口ずさんで・・・。いや、全くその通りだと思ってね。
  楽しい事と、苦しい事、両方あるから人生は面白くなるのだろう、とね」
男「お前の場合、苦しいことは少なめで良いけどな(笑」

クー「何を言うんだい、君は。
  君は、私の人生は薄っぺらな方が良い、と?」
男「いや、そうじゃなくて、お前すぐ泣いちゃうから・・・」



クー「私にだって、人生を、楽し、む、・・権利は、ある、ん、だ・・・・・」

男「そんだけ号泣して、本当に楽しめてる?」

クー「自信はない」



387 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 17:28:31.38 ID:v4qfF8avO
【空気】

女「空気は」
男「ん?」
女「空気は生物吸われ続ける運命・・・」
男「よせ、それ以上考えるな。そのままだと最終的に生まれてきてごめんなさいになる」
女「可哀想・・・(じわっ)男、私はこれから空気を吸わずに」
男「待て!落ち着け!全世界の生物のするべく行為に同情して命を捨てるな!
いいか?確かに空気は吸われてばかりだが、それはアクマで課程であり吸われた事により結果が生まれる!
それは空気の中に含まれる酸素で俺達が生きてるという事だ!
つまり空気は自分を犠牲にして俺達を生かしてくれるという事だ!
すばらしい献身!誰にも真似できるものじゃない!
故にその献身を無駄にして命を捨てるなど言語道断!」
女「そ、そうなのか・・・」
男「そう、だから空気には同情ではなく感謝するべきなのだ」
女「わかった。私は空気の犠牲を無駄にしないよう立派に生きよう」
男「(何故空気一つでこんな説得を・・・)」


明らかにお題出した人の予想から外れた気もするが、思いついたから仕方がない。



388 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 17:33:33.79 ID:wQQldGXs0
【魔法】
クー「やあ、おはよう」
男「おぅ、おはよう・・・って、何だその壷?」

クー「うん、聞いておくれよ。実はこれ、魔法の壷なんだ。
  どんな願いも一つだけ叶えてくれるんだよ。深夜通販で買ったんだ」
男(おぉぅ、霊感商法臭ぇ・・・。でもこのクーの顔は信じきってる顔だな)
クー「おかげで、泣き虫が治ったよ。朝の占いが最悪でも、今朝は泣かなかった」
男(信じるものは救われる、か? ある種の自己催眠ってことか。まぁ、治ったなら良かった、良かった)

男「でもそんなデカい壷、抱えて学校までくるのは大変だったろ?」
クー「ははっ、うん、もう肩がバリバリに凝ってるよ。腕もダルダルだね」

    つるりっ         パリンッ!!

男「あ・・・」
クー「あ・・・、あぅあぅあぅ・・・・・」

男「泣くな! ほら、これ。幸運の腕時計。お前にやる。泣き虫治るぞ!」
クー「嘘だ。そんな腕時計、効果ないよ・・・」



男(あれ? 俺もしかして、深夜通販より信頼度低いのかな・・・??)



392 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 18:02:21.64 ID:wQQldGXs0
【ゲーセン】

友「クー、ゲーセン食わねぇ?」
クー「うん?」
男「友、お前は何を言ってんだ?ゲーセンは食い物じゃないだろ」

友「いや、激辛せんべい。略してゲーセン」
男「その略し方、苦しくないか?」
友「被ったり、思い付かなかったり、大人の事情だよ(笑」

      ぱくっ、ぱりぱり・・・

男「ちょ、クー! お前、何食ってんだ!?」
クー「え?君も欲しかったのかい?」
男「いや、そうじゃなくて、激辛・・・」

クー「うん。辛いものは大丈夫。むしろ好きかな」



友「・・・なんだ、泣かないのか(小声」
男「お前、確信犯か(怒」
友「そういうお前もどこかで期待してたろ? クーの泣き顔萌えるだろ?」



クー「・・・・・。こ、これは、後から来るね。うぅぅ・・・」

男「結局泣くのかよ!」
友(萌へ~♪)



393 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 18:04:51.94 ID:ND8w+Z3XO
>>392
なにぃ……こやつやりおる……



395 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 18:11:14.07 ID:v4qfF8avO
>>392
思わぬ発想に脱帽



401 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 18:58:28.12 ID:J1STlxuM0
>>392
泣き虫クール11

404 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 19:24:08.27 ID:ND8w+Z3XO
>>401
誰がうまいことをいえとwwwww



402 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 19:02:42.84 ID:lKOqWV4Y0
寝て起きて学校行って帰ってきたら長編上がってて泣いた



414 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 20:18:41.01 ID:zTXu736XO
……小さい頃。
家が近いこともあり、よく遊んだ。
砂のトンネル、空飛ぶブランコ、今から過去へ流れる滑り台。
未来への不安は無く、毎日が新しい発見で夢に希望に満ちた日々だった。
突然、気を荒立てた犬が前に現れて吠えてた時もコイツは「あっち行って!」と俺を背に守ってくれた。



416 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 20:20:23.35 ID:zTXu736XO
……小学校。
俺達が成長するにつれて遊んぶ機会は減っていった。
周りから茶化されるのが俺は嫌で自ら離れたのだ。
アイツは段々と一人で本を読んでいる事が多くなった。
ある日の放課後、教室でたった一人で席に座るアイツがいた。
無表情に言葉も無く、真っ直ぐ黒板を見つめてる。
その姿を俺は廊下から見つめてある事に気が付いた。
教室に入りにくかった俺はドアに持たれかかり、その声を聞き続けた。
俺はこの時、強くなろうと決心した。



417 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 20:21:11.89 ID:zTXu736XO
……中学校。
成長したアイツは今まで目立たなかった才能を開花させた。
昔から本で溜め込んだ知識を生かして成績を伸ばし、努力家でもある性格からスポーツでも活躍し、何よりコイツは周りから浮く程に綺麗だった。
孤独の過去を持つ為か世話好きで誰からも頼りにされていた。
俺は遠くからその姿を見つめ続けるだけなのだ。



419 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 20:22:13.91 ID:zTXu736XO
……そして高校。
放課後、忘れ物を取りに戻るとアイツと上級生が教室にいた。
アイツはゆっくりと、そしてしっかり上級生を見つめて「好きです……」と言う。
上級生は笑顔で応対し、二つ、三つ言葉を伝え、二人は最後に握手を交した。
上級生が教室を出た後、あの日と同様にアイツは椅子に腰を落として黒板を見つめた。
ただ前を見つめて無表情に……無感情に、強くなろうと決心したあの日の様に涙を流した。



420 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 20:23:45.98 ID:zTXu736XO
ガラッ
男「アレッ女?どうしたこんな時間に?俺さぁ教科書を忘れちまって」
女「相変わらずそういう所は変わってない様だな」
男「まぁなw何か久し振りだし、たまには一緒に帰るか?」
女「そうだな……たまにはそんな日もあって良い」
男「昔はよく一緒に帰ってたのにいつからか離れたよな俺達」
女「いつからだろうな……」
男「小学校くらいかな?中学校じゃお前は人気者になっちまったしw」
女「そうでも無い……」
男「まぁ本当のオマエを知っているヤツは少ないからなw」
女「本当の……私……?」
男「ガキの頃、公園で犬から俺の前に立って守ってくれた時、お前も怖がっていた」
女「そんなこと無い……」
男「無表情で本を読み続ける小学生のオマエは孤独が好きだと思われていたが実は人一倍に孤独がイヤだった……涙を流すくらいに」
女「なっ……!?」
男「孤独がイヤ……怖いからこそ中学生のオマエは努力して皆から好かれる様になった」
女「…………」



421 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 20:24:50.60 ID:zTXu736XO
男「今のオマエは幼馴染みの俺にさえ、自分の素を見せないようにしてる」
女「男……」
男「文武両道で眉目秀麗なオマエは,嫌われない様にしているだけで本当は孤独が怖くて泣き虫で人並みに傷付く女の子なんだよなw」
女「なんで……分かったの……」
男「小学生の時、教室で泣いているオマエを見て、俺は強くなろうと思った」
女「強く……」
男「原因は取り除けないかも知れない……だけど傍にいて支えてやれるくらいにはなろうとしてるんだ」
女「なんで……何でそんな事を言うのよ……」
男「一番守りたいヤツが、また教室で涙を流してたからかな?w」
女「……少しの間だけ後ろを向いててよ……」
男「おう!」

アイツは後ろを向いた俺に寄り添い小さく泣いた。
すすり泣く声の中に「今日だけなんだからね……?」という言葉が混じる。
俺は「んっ……」と答えた。
俺は思った。
少しは強くなれたかな。



441 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:00:18.14 ID:zTXu736XO
【グラビア】
友「このグラドルの胸ヤバイw」
男「一度は触れてみたいものだ」
女「私のならいつでも触れても良いぞ?」
友「……いやこの足の付け根がなんともw」
男「なるほど程良いボリューム感」
女「私のも中々なもんだが?」
友「…………一番はやはりプルプルな唇が」
男「凄く柔らかそうだな」
女「私のm……(´;ω;`)ブワッ」
男「あぁ!ゴメンゴメン!チュ♪……ふむ友よ……女の唇は最高だw」
友「(゚Д゚)ポカーン」


何か違くね?w



446 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:13:45.97 ID:zTXu736XO
【くろすおーばー】
女「男!私は君が好きだ。世界一……いや全ての次元、時の流れにおいて君が好きだ。好きて好きてしょうがない。っで君は?」
男「えっ……普通だけど?」
女「うるうるうる;;」
男「わー!ウソウソ!好きだよ愛してるぞ!」
友「やっぱり男と女は両想いか……俺の青春は灰色だな……」
男「そっそんなんじゃないんだからな!〃〃」
女「やっぱり……うるうるうる;;」
男「いやいや好きだ!凄く好きだ!」
友「なんだやっぱり両想いか……」
男「そっそんなんj(ry」
以後無限ループ






シュール「米」


なんかサーセンwww



450 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:17:43.09 ID:+f4aEz2v0
なんか妙な流れになってるから適当にお題くれ



453 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:21:29.06 ID:ND8w+Z3XO
>>450 OK
なんか俺…お題職人化してるな…
書き手なんだけどな


【怪獣】【雑煮】【マスコミ】【サイレン】【幼女】【馬】【男が泣く】



456 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:22:08.31 ID:+f4aEz2v0
>>452
把握した



458 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:24:21.67 ID:nAfiXlRI0
>>447
成程、勉強になった。

■ジブリ映画
男「そういえば今日はラピュタか・・・女ってジブリ映画なんて見たら例外無く泣きそうだな」
女「そうでもない、私も最後まで泣かなかったジブリ映画がある」
男「なっ・・・そりゃすごい、ナウシカ?もののけ姫?トトロ?」
女「それらは後半に入ったらすべて泣いた。むしろ泣いて悔い無しな気分になった」
男「・・・じゃあなにさ」
女「ホーホケキョ となりの山田くんだ!」
男「胸はって言うな」

あれも一応ジブリ映画なんですよ。
ってか昨日の夜まで落ちるか落ちないかだったこのスレが400突破って・・・感動だわw



460 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:28:47.34 ID:+f4aEz2v0
【金魚すくい】

男「お、金魚すくいだ。やろうぜ」
女「うん」

女「……ふっ!」(しゅばっ)

女「……もう一回だ」

女「……はっ!」(しゅばっ)

女「も、もう一回!」

女「……へぁっ!」(しゅばっ)

女「……」(ぷるぷる)
男「……ヘタクソ」

女「~~~っ」(じわっ)
男「泣くな泣くな。俺が取ってやるから」 



462 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:32:11.44 ID:zTXu736XO
>>453お題【男が泣く】

女「1―1がクリア出来ない……最初のステージなのにクリア出来ないなんて私は……うるうるうる」
男「初めてプレイするんだろ?しょうがないさ貸してみな」
女「うぅ……手本を見せてくれ!」
男「まずな勢いが大事だ!取り合えずBダッシュ!あっ……」
女「なるほどクリボーには気を付けないとな……」
男「カッコ付かねぇ……うるうるうる」

難しい……
音師が書き手に回るのはやはり無謀か……



463 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:32:44.08 ID:+f4aEz2v0
【夏祭り、わたあめ】

男「わたあめだ。食べようか」
女「! そういえば、わたあめを食べた事なかった」
男「へぇ、珍しい」

男「はいどうぞ」
女「ありがとう」(もふもふ)

男「まあただのザラメなんだけどな。お祭りで食うとうまいだろ」
女「美味い……こんなに美味いモノだったとは……」(ぽろぽろ)
男「涙でわたあめしぼんでるぞ」



464 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:34:21.53 ID:h/s4mfNw0
と、とりあえず順次うp…。長文過ぎて鼻毛がでるかも…。

父の日

男「そういえば明日は父の日だったな…なにも買ってないな。」
講義が終わって帰ろうとしたときに思い出してしまった。一人暮らしを始めてから、それらしいものを送った試しがない。今更送るのは気が引けるが、何も送らないよりはましだろう。
とはいえ、何を送れば喜ぶのかなんて、皆目見当もつかない。
男「写真とかなかったか…、うん…あ、これか」
黒のジャケットに、デニムのパンツ。所々ほつれているのがポイントだ、とでも言いたいのだろうか。しかしオタマ片手にピースしながら移っている母親とのツーショットが痛々しい。
男「…テーマはちょい悪…か…」
その手のものが全く分からない。テレビなどという洗脳機械も持ち合わせていないから、最近の流行にも疎い。ここは彼女に頼るしかないようだ。



466 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:36:03.34 ID:h/s4mfNw0
男「…ということで、だ。買い物を手伝ってほしい」
女「…私の性格を考えれば理にかなっているが…それは少々思い込みがすぎるのではないか…? 」
男「そうかな。その細長いネクタイとか、ボーイッシュな感じ? 俺よりも適任だと思うなぁ。」
女「それなら尚更だ。君の服装は時に見るに耐えない。練習も兼ねて、自分で選ぶほうがいい。それに、君の父の為のプレゼントだ。君が選んだほうが心もこもるというものだろう。」
ごもっとも。彼女の正論は気持ちのいいくらい心にざっくりくる。まぁ、右から左へ見事に受け流す俺も俺だが。
男「最近一緒に買い物いってないだろ」
女「何か買ってくれるというのか」
なんという女だ。瞬時に俺の財布の中身に感づきやがった。俺の手持ちはどう考えてもプレゼントを買ったら、5円チョコしか買えないレベルになってしまう。そんなものを渡そうものなら、今日の彼女なら5円をご縁ともとりかねない。



467 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:37:07.27 ID:nAfiXlRI0
■サイレン
プルルルルル。
男「はいもしもし」
女「ひぐ・・・男・・・」
男「お前・・・電話して早々何泣いてるんだよ」
女「今女友から借りたゲームやってるのだが」
男「また感動系貸しやがったなあいつ・・・で、今度は何?Ever17?」
女「SIREN」
男「そっちで泣いたか!」
女「島民達が屍人になって・・・ずっと来るしんで、可哀相だと思ったけど、ちゃんと成仏できて・・・えぐ」
男「そのゲームでよかったと泣けるとは・・・てか女ってゲーム上手いのか?」

ネタバレだったらすげぇごめん。でもこれめっさ難しいよ。



468 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:37:12.77 ID:+f4aEz2v0
【夏祭り、射的】

男「射的でもやるか」
女「私は見てよう」

男「……っ!」

ポンッ!!

女「!!」
男「ち、外したか……って、何で泣いてんの」
女「いや、予想以上に音が大きかったんで驚いた」(ぽろぽろ)

男「お前もやってみろよ」
女「分かった」
男「お、あのデカいくまのぬいぐるみ狙うつもりか」
女「うん」

(五分経過)
女「……」
男「……おい、早く撃てよ」
女「だめだ……あんな可愛いくまを撃てるワケがない」(ぽろぽろ)
男「あっそ」



469 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:37:51.02 ID:h/s4mfNw0
男「そういや、お前は何か買ったのか? 」
女「私はもう決めてある」
男「流石。参考までに、何にした? 」
女「洋酒だ」
なんともはや。自信ありげに空に向ける目線もさることながら、贈り物を聞いただけでどんな親か想像ができるというのも珍しい。ごく一般家庭ならドラエモンネクタイが関の山。
女「それでは、そろそろ私は帰る。何か困ったことがあったら連絡してくれ」
男「すまねぇ」
先月の母の日もこんな感じだったな。当日まで忘れていた俺の為にいろいろと思索してくれた彼女は良くできていると思う。
どうも約束の日ってのは苦手だが、彼女との日は絶対に忘れないと心に誓う。もし忘れたら、部屋が水浸しだ。女が手を振り、歩いていった。俺も自転車に足をかけた。
女「…男! 一応ナポレオンのタイピンを薦めておく! 」
タイピンと来たか、その手を忘れていた。最後まで気が利く、100点娘だ。



471 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:44:43.59 ID:+f4aEz2v0
【怪獣】

男「なんかウルトラマンのビデオが出てきた」
女「ふむ、見てみたい」
男「おっけー」

女「もしかして、このシーボーズという怪獣は……」
男「そうそう、宇宙墓場に帰りたいだけなんだよ」
女「……」(ぼろぼろ)

男「うん、普通にいい話だよな」
女「……」(ぼろぼろ)

男「はいハンカチ」
女「あ゛りがど」(ちーーーんっ)



472 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:46:24.56 ID:ND8w+Z3XO
>>462

男「な、ならドラクエやろうぜ!」
女「でもそれ一人用だぞ。私を仲間外れにする気だなウルウル」
男「分かったよ。お前もやらせるから」

フー フー ガチャ パチン

男「………」
女「付かないな…」

フー フー ガチャ パチン

てんてーてんてんてーてーてててーててて…

でろでろでろ でんでん
でろでろでろ でんでん
でろでろでろ でんでん

男「わ…わああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」女「可哀相に…うぅ…ぐすっ…」



480 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:52:55.32 ID:nAfiXlRI0
■馬

男「そういえばもうすぐ宝塚記念か」
女「宝塚記念?確か今はシークレットハンターとエリザベートが・・・」
男「それは雪組とか星組がある宝塚な。俺が言ってるのはG1、競馬だよ」
女「競馬ってあの馬が走って競争する・・・」
男「・・・頼むから鞭打たれて走らされる馬が可哀相で泣くのは無しな。
それで飯食ってる人達もいるんだから」
女「ううん、そっちじゃなくて・・・引退した馬の何割かって屠殺されるって・・・えっく」
男「お前なんですぐ泣くのにそんなえぐい知識もってるのさ」

実際調べてみれば分かると思いますが、食用にされる引退馬もいるんですよ。



481 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:54:04.94 ID:+f4aEz2v0
【幼女】

幼「あーんあーん」
男「ん? 迷子か」

女「どうしたの? いくつ?」
幼「あーんあーん」
女「よしよし、おかあさんは?」
幼「うわーーーーーーん!!!」

男(こりゃあかん、何言ってもダメだ)
女「ほら、いい子だから泣かないで」
幼「あーーーーーーーーーん!!」

女「……」
幼「あーーーーん!!」
女「私には何もしてやれないのか……」(ぽろぽろ)

幼「……」
女「……」(ぽろぽろ)
幼「よちよち」(なでなで)

男「お前が慰められてどうする」



482 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:55:24.88 ID:h/s4mfNw0
父の日 つづきっす

帰り道、俺は、いつもは通らない道を帰っていた。アパートの立ち並ぶ碁の目の道をくねくね走る。途中古風な木造のBarを見つけた。通りがかりに中をのぞくと女性が一人。一人帰りは気をつけなされ、ご婦人さん。
男「んっ!?」
急ブレーキをかけた。中の女性、見覚えが…。すこし舞い戻って、走りながらちらりと確認する。…やっぱりそうだ。しかしどうして…。気になった俺は少し離れたところでメールを飛ばしてみた。

男メ「いま、店の前とおったんだけど」
しばらくたっても、なかなかメールが来ない。すぐ送れるはずなのに来られるのが嫌なんだろうか。と、帰ろうとした矢先に返信が来た。
女メ「くるか?」
淡白ではあるが、要点を抑えたいい文章だ。俺の本心もしっかり捉えている。+10点。
男メ「そんな飲めないけど、いいの?」
女メ「いい、ということにしておく」
なんだそりゃ。とりあえず俺は店の前まで引き返した。入り口には女が立っていた。俺をちらりと見るとすぐに中に引き返した。どうしたんだろう…生理なのか?



483 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:57:47.99 ID:h/s4mfNw0
中に入ると女がどんとテーブル席に腰掛けている。一人ならカウンターだろう。まぁ、ガラガラだから別にかまわないんだろうけど。そのカウンターには黒服を見事に着くずした、まさにちょい悪オヤジが座っている。
しかも水タバコにアブサンときたものだ。相当のヤり手だ。
彼女がこっちへ来いと手招きする。テーブルに若干水滴。もう何杯か空けてるのか、しかしライトが暗いから顔色は読めない。内装はメキシカン。彼女はこういうのが好きなのか。
男「どうしたんだ。飯は食ったのか ?」
彼女は無言でメニューを押し付けてきた。そんな飲めないっていってんのに…。しかしページをめくるとそのメニューたるや素晴らしいものだった。
ちょい悪でなくとも分かるカクテルの数々。
その道に心を馳せた俺だからこそ分かるめくるめくビアの世界。
女「早く選んだらどうだ」
男「急かすなって。…すみません、コロナを」
女がふっと笑った。
女「私も同じものを頼んだ」



484 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 21:59:22.28 ID:+f4aEz2v0
【馬】

男「どうでもいい事で泣くのはよくないぞ」
女「そんな事言われても」(ぽろぽろ)
男「ほら、言ったそばから」
女「涙腺が弱いんだから仕方ない」(ぽろぽろ)

男「もうちょい我慢する努力をしなさい」
女「分かった、頑張ってみよう」

女「あっ」
男「どうした?」
女「見たいドラマがあったのに録画するの忘れた……」(ぽろぽろ)

男(馬の耳に念仏だなこりゃ)



485 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:00:13.01 ID:zTXu736XO
【DTM】
女「う~ん……男の部屋に来たのは良いが男がトイレに行ってしまってつまらないな……男はパソコンで音を作るのが趣味だったな……よし!」
男「ゴメンゴメン女!んっなんだコレ?」
女「逆再生してみると良いぞ!」
PC「おーとかでぃうしかどぅ」
男「どこかの民族語?」
女「そっそんなはずでは……確かに私は“だきすいだことお”と録音したはずなのに……うるうるうる」
男「だきす……“男大好きだ”か……ありがとう♪だけど普通に言葉を発声した物を逆再生しても言葉にはならないぞ?」
女「うぅ……一体どうしてなんだ?」
男「ローマ字に変換すると分かりやすいぞ!“OTOKODAISUKIDA”と発音した場合はローマ字にして逆に読むんだ!」
女「うぅ……ローマ字を逆にすれば良いのか?」
男「じゃあ試しに“おやどめろあんの”良し!再生してみな?」
PC「女俺もだよ」
女「おっ男!ブワッ;;」

はいはいオナニーオナニーw



488 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:09:44.70 ID:nAfiXlRI0
>>480
了解、確かに蛇足以外の何でもないね。


■雑煮
男「・・・なぁ、雑煮ってのはさ、正月に食べるものじゃないのか?」
女「世間一般的に言えばそうだが、今食べても悪いわけではない」
男「そりゃそうだけど・・・何故夕飯に誘っておいて雑煮?」
女「夏場に向けて冷蔵庫のものを片付けたかったから」
男「ぶっちゃけやがった・・・まぁ良いか、女が作るなら上手いだろうし」
女「それは全力を尽くさせてもらう」
男「お、良いね、期待し」
女「相手が相手だ・・・私の全力で勝てるかどうかも分からない」
男「は?」
女「冷蔵庫の中に残った中途半端な具材、卵に秋刀魚にポテトサラダに洋、中、伊、豪系の料理のあまりの数々・・・」
男「お前の冷蔵庫は混沌としすぎだろ」
女「これらを一気に片付けるには雑煮しかなかった・・・大雑把に煮る事ができるからな」
男「女、それは漢字があってるだけだ!無理だから!そのメニューじゃ雑煮むりだから!」
女「だから、私は全力を尽くそう。だから・・えぐっ・・・死なないで、男」
男「(俺は・・・今日ここで死ぬのか・・・?)」

何かジャンルの性質上、男って女のために死亡フラグ踏みそうだよな。



491 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:19:33.44 ID:h/s4mfNw0
なんという奇遇。そしてなんという理解。ゴングラッチュレーション、女。君は真なる100点娘だ。
そしてすぐに手元に届くコロナビール。
切ったレモンがビン口に凛と突き刺さっている。俺はレモンを強めにビンの中に押し入れた。気持ちよさそうに炭酸の泡に吹かれながらレモンが踊っている。
男「ま、それじゃ。なんだかわかんないが、乾杯」
女「乾杯」
香るレモンと麦の風味がデパ地下の生臭さを吹き飛ばしてくれる。しかしすきっ腹には少々こたえるか…。ほどほどにしないと。
男「ところで…」
女「ん… ?さっきの質問か ?」
男「ああ。こんな夜中にどうしたんだ」
女「ちょっと、物思いに耽りたくってな」
男「飯は食ったんだろ ?」
女「ああ、済ましてきた」
女は物寂しそうな表情で、カウンターの男のほうをふっと見た。そんなにちょい悪が好きなのか。自分も一つ間違えばそっち方面だ。
そういうちょい悪おじさんは満足げな表情でタバコをくゆらせている。しかし…アブサンまだ蓋も開けてないな。いいセンスしてるもんだ。



494 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:21:34.10 ID:h/s4mfNw0
しかしすきっ腹には堪える。なにか頼もう。イカの塩辛のおかげで、財布の中身はばっちりだ。
しかし、この店、メキシカンなのでどうにも勝手が分からない。
男「マスター…すみません…、この、ナチョスって、なんですか?」
マスター「トルティーヤ・チップスにチーズとか挽肉とか乗せて焼いた奴だよ~」
聴いた瞬間胃が刺激された。決定。しかし飄々とした印象のマスターだな。でも若い。カクテルの数は自信の数。相当修行したんだろうな…。
マスター「僕としては、初めての方にはクレイジーなナチョスをすすめたいけどね~」
男「クレイジーwじゃぁ、それで」
そうこうするうちに、彼女が空けてしまった。
女「マスター、ドライマティーニお願いします。」
そうきたか!やはりこの娘、よくわかっておるぞ…。辛口硬派がお好みなら、おいらがとっておきので対抗だ。
俺はビンを斜めに、ぐいっと残りを飲み干した。
男「マスター、チリビールを」
マスター「はいよ」
オヤジ「ははは。よく分かってるじゃないか」
男「ども」
俺は笑顔で返事をした。いきなりでびっくりした…何様だと言いたいが、しかしチリビールの良さを分かるとは。なまじ偏っちゃいないってことか。
女「チリビール…?」
男「なんだ、知らないの?」
驚きだ、通っていれば必ずすすめられるだろう、このビールは。
男「青とうがらしを漬けたビールだよ」
女「とうがらし…」
女の表情が曇る。当然だ、刺激に弱いのはいっとう理解してる。そいつが目の前にドンと置かれた。女が一瞬いい表情をした。
ビンの中にはぷかぷかととうがらしが浮いている。



498 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:28:49.79 ID:wQQldGXs0
落ちたか。同時にクール系スレ2本はぶつかり合うのかな?

書くんで、良かったらお題下さい



502 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:36:00.36 ID:ND8w+Z3XO
>>498
【大号泣】
【催眠術】
【身体が入れ替わる】
【男が風邪を引く】
【マザー2】
【クラブハウスに入ってみる】
【男も泣くよね】



499 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:31:15.47 ID:nAfiXlRI0
すまん、>>480じゃなくて>>486だった・・・またミスだよOTL

■マスコミ
マスコミ「そこの君!貴方その制服●●高校だよね?」
女「え?」
マスコミ「ちょっと話聞きたいんだけどね、君の高校の所で校長が実は年齢を大幅に詐称しているという話が・・・」
女「すみません、その話は学校から・・・」
マスコミ「そんな硬い事言わないで・・・ほら、少しだけだらさ!」
女「その・・・こ、困ります」

男「・・・ん?あれは女と・・・誰だ、何かトラブってる?助けないと・・・おーいおn」

女「その・・・言っちゃ駄目だって教頭先生に・・・ひっく」
マスコミ「え、あ、おい泣くなって、これじゃあまるで俺が悪いみt」
マスコミ2「おい、同業者が取材で高校生を泣かしてるぞ!(パシャ)」
マスコミ3「また某社の強引な取材か!(パシャ)」
マスコミ4「ネタだネタだ!(パシャ)」
マスコミ5「どこの記者だ!?意地でも吐かせるぞ!(パシャ)」
マスコミ「うわわああああぁぁぁぁ・・・・(逃走)」

女「え・・・ひっく」
男「(何という天然マスコミキラー、まぁ女の子相手に取材して泣かせたらああなるか)大丈夫か、女」
女「男・・・何だかよく分からないが、怖かった」
男「俺も怖かった、マスコミ(と女)は怖いな」

これで出されたお題は綺麗に消化したな、心置きなく次どうぞ。



510 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:53:14.25 ID:nAfiXlRI0
■大号泣
男「女ってさ、今まで泣いてきた中で一番泣いた時ってどんなのさ?」
女「母さんから聞いた限りでは、赤ん坊の頃かな」
男「ああ、たしかに女だし、相当泣いてただろうなぁ」
女「失礼な・・・と言っても男の言う通り、かなりの泣き具合だったらしい。
生まれた時の産声で泣き、病院にいる間は泣き続け、流す涙が無くなると喉が渇いたと泣き、
水を飲ませるとまた涙を垂れ流しながら泣いたそうだ」
男「生まれた時から泣く事が生活ルーチンにはいってたのか・・・」
女「そして現在私の生まれた病院には『終わらない泣き声の赤ん坊』という怪談が残っているそうだ・・・ひぐっ」
男「お前の偉業は良く分かった、だから恥かしがって真っ赤になりながら泣くな、どう対応していいか分からねぇよ」



511 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 22:57:50.49 ID:wQQldGXs0
【公園】

男「あ、この公園、ブランコなくなってる・・・」
クー「本当だ。最近、子供が怪我をして危険だからって、遊具がどんどん撤去されてるらしいね」
男「マジで?そりゃ大人の自己満ってやつだな。
  子供なんて怪我して遊んでなんぼだろ?」

男「しかし、どんな遊具も怪我する可能性0じゃあないんだから、
  怪我するたびに撤去してたら」
クー「うん、最後には何もなくなってしまうね・・・」


男「最終的には転んで膝こぞう擦り剥くのが危険、って理由で地面までなくなったりして(笑」

クー「・・・・・」

男「ちょ、ごめん。冗談が過ぎた。泣くなよ。地面はさすがになくならないから」


クー「いや、『地面なくなったらブラジルまで繋がる』と思うと、
  なんだかわくわくして感涙してしまったよ」

男「お前、意外にポジティブだな」



514 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:01:35.89 ID:h/s4mfNw0
つづきっす…ラストまで

男「どう、のんでみる ?」
女「…また泣かせるつもりだろう」
男「ばれたか」
と、マスターがオーブンミットでナチョスを運んできた。クレイジーな方の。チーズの焼ける香ばしい匂い。
マスター「あついから。あと、サワークリームつけてたべてね~」
空腹に耐えかねた俺はすぐに手を伸ばす。
男「う、うまい!」
さくっと歯ごたえ。
挽肉と刻んだピクルスの酸味がチーズとチップスと混ざりああって極上のハーモ二ー。
そして後から来るクレイジーさにも脱帽だ。
女「私も食べていい?」
男「いいよ。熱いから気をつけてね」
女はうれしそうに手を伸ばした。こういうときの気遣いは相手をたぶらかす必須手段だ。騙してごめんね。でも見たいんだ僕は…君の…。



515 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:04:12.15 ID:h/s4mfNw0
女「うぅっ…」
女は口をもぐもぐしながら涙を流し始めた。うまさが吐き出すという理性を奪っているようだ。
えいやとのどに流し込んで、ドライマティーニを一気飲みして一言。
女「また…うぅ…騙した…」
この表情がたまらない。
男「ごめんごめん」
女「うそっ!…いっつもいっつも…私のことぉ…からかってぅだけじゃないっ!」
早口は呂律が回っていない。強いはずなのに…どれだけ飲んだんだ。しかし女の勢いは止まらなかった。
女「男ぁっ!男は私のことなんか、4年だけひかいらないんでしょっ!どぅとも思ってないんぇしょ!!」
大粒の涙を流しながら、女は突然店から飛び出してしまった。
男「お、おいっ!!」
追いかけようとした時に、カウンターのオヤジが声をかけてきた。
オヤジ「君っ!」
驚いた俺は足を止めてしまった。下手をすると見失ってしまうのに。
オヤジ「あのこは涙を見せるのが嫌なんだ。でも、涙でしか、自分を出せないんだよ」
男「…!」
いきなり脳天を揺さぶられた思いだった。オヤジの言ったことは間違いじゃない。
オヤジ「近くに公園があったろう。そこにいるんじゃないか」
男「あ、ありがとう!」
俺は礼をいって飛び出していった。



516 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:05:25.80 ID:h/s4mfNw0
オヤジの言ったことは的確だった。彼女は公園のベンチで肩を震わせながら泣いていた。
男「…ごめん…」
女「ひっぐ…っうっ、ぇぇっ…」
女は泣き声を必死に抑えようとしたが、嗚咽が止まらない。
俺は女の肩に手を当てて黙っていた。俺が悪い、といえば、彼女はまた泣くからだ。女は体をぐっとすぼめて、声をもらすまいとしていた。
俺は何も出来ずに、ただ彼女の頭を撫ぜていた。
女「…お父さんと…ック…ぇっ、同じ…」
男「なにが…?」
女「お父さんも、泣いた私を慰めるとき…、頭を…っ…なでて…」
女が言葉につまってまた声を殺して泣いている。
男「そっか…。お父さん、優しいんだな…」
女「男もやさしぃよぅっ!」
女の表情がぐにゃりと歪む。つられたわけじゃない、こいつがどれだけ俺を思ってくれていたか…、今身に染みてわかったんだ。
男「…ごめん、ごめんな…」
俺は女の肩をぐっと強く引き寄せた。こいつは、俺のことを心底思ってくれてる、そう思うと、俺もなんだが体が震えた。
泣くのって、こんなに大変だったなんて…。
女「お父さんね…いつも言ってた…。お前が好きになるヒトは、お前と一緒に泣いたり、笑ったりしてくれるヒトだって…」
無理してまっすぐ話そうとしている女がすごい。
女「男…ありがと…」
俺は声を上げて泣いた…。



518 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:06:47.87 ID:h/s4mfNw0
俺もようやく落ち着いてきた。彼女は立ち直るのがはやい、泣き慣れてるからなのか。
と、彼女が俺に優しく話し始めた。
女「父の日には、いつもあの店にいくんだ。」
男「…? 」
女「いつも最初はコロナビール…、いつも言ってた。ビールの苦さは生きることの辛さなんだ…って。だけど、いつかそれが笑える日が来るって」
男「のどごし、いいもんな」
女「ふふっ」
女が笑ってくれた。
女「でも、もっと凄いのがあるって、いってた。自分の命をかけられるモノができれば、教えてやるって…。でも…でもね…もう、いないの…」
女が顔を埋めて、泣いている。
男「すごいのって…なんだったんだろうな…」
女「ぅっ…ふふ、なんだったんだろぅな…。でも、私の前では絶対飲まなかった…。」
男「…!」
俺の頭を何かが駆け抜けた。



519 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:08:04.89 ID:h/s4mfNw0
男「店に、戻ろう! 」
女「!? 」
男「いいから!!! 」
俺は彼女の手を取り、走り出した。彼女は息も絶え絶えだったが、それどころではない。
店に着いたとき、既にオヤジの姿は無かった。
男「マスターっ!カウンターのオヤジはっ!!」
マスター「おじさん?僕のことかな」
男「いや、いたんだ!ちょい悪ふうの、オヤジが!いた、いただろ!?」
マスター「いや、店には女ちゃんがひとりだけだったろう?」
男「…そんな…」
女「っ!」
途方にくれる俺を目の前に、女が何かに気付いた。
女「アブサンが…空いてる…」
男「!!ほら、いたんだよ!」
マスター「そんな!」
マスターは目を丸くしている。そして空いたアブサンの中には紙切れが入っていた。



520 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:09:25.77 ID:h/s4mfNw0
女は蓋を開けて中の紙を開いた。

「いいプレゼントだったよ」

女はまた声を上げて泣いていた。今までに見たことも無いくらいほど、強くいとおしむように。
その瞬間俺の何かが閃いた。

…もし、彼がヤり手なら、最後はこれのはずだっ!スピリタスとウォッカの炭酸割り!

男「マスター…ストリッパーを」
マスター「っ!!…オヤジさん、ほんとに来てたんだな」

飲めば、踊りだすほどのアルコール。それを抑えてこそ、彼女を守れるってことだろ!



521 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:11:20.14 ID:h/s4mfNw0
マスターがスピリタスを入れた小さなグラスをテーブルにたたきつけた。
女がびっくりして泣き顔を上げた。
炭酸が一気に膨れ上がり、爆発する。それをぐっと口の中に一気に流し込む。
男「オヤジさん、手向けだ」
女が嬉しそうな表情をして、でもやっぱり、泣いていた。
そして俺は地面に倒れこんだ。

後の記憶は殆ど無いが、彼女が介抱してくれたことだけは分かってる。
あの公園、あのベンチで一緒に泣いたことが、俺が抱いていた気持ちをまっすぐにしてくれた。
それ以来、彼女を無駄に泣かせることは無くなった。
…ただ、でも…、やっぱりあの顔が、すべてを見せてくれているようで、好きなんだけどね。



522 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:14:46.78 ID:h/s4mfNw0
>>330氏に捧ぐ。
おれに有機をくれたのは、あなたでした。ありがとう。

初めてこんな長文かいたぉお…、昼から脳みそパンクしてた…
らぴゅたには負けたけど、落とさずがんばったすれのみなさん、ありがとす!



524 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 23:23:38.45 ID:nAfiXlRI0
■アルバム

女「これが生まれたばかりの私の写真。泣いてるな」
男「まぁ生まれたばっかだしな」
女「幼稚園入園の私の写真。担任が熊みたいで泣いていた」
男「担当も心で泣いてたな、絶対」
女「小学校入学式の時の私の写真、園長先生との別れを引きずって泣いていた」
男「まだ断ち切ってなかったのか!」
女「これが・・・」
男「小学校卒業式の写真で、クラスメイト達と別れるのが寂しかった、だろ」
女「いや、この頃だったかな、男と会って泣きそうになるたびに一緒にいてくれるようになったのは。
男「・・・でもこの先の写真も泣いてばっかだな」
女「それでも、男がいてくれたから泣いても前向きになれた。ありがとう、男。私を助けてくれ・・・ひっく」
男「・・・・・(携帯カメラ準備)パシャ」
女「あ」
男「最近の女。やっぱり泣く、でアルバムに追加しとけ」
女「・・・うん」

お題は楽しいがその分難産率高いな・・・


コメント
この記事へのコメント
  1. 連絡先が分からなかったのでここで失礼します。

    「ぷん太のにゅーす」というVIPのまとめサイトです。
    初ブログで更新遅いですが、相互リンクお願いします。
    http://punpunpun.blog107.fc2.com/
    2007/06/19(火) 02:46 | URL | ぷん太 #-[ 編集]
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