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270 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:32:16.56 ID:Je7gQ0yPO
お題あげ

【彼岸花】【姉】【電話】


271 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:38:57.58 ID:Wqhv31VMO
お題
【修学旅行】【部活】【追試】



272 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:41:50.77 ID:SihhZyBh0
壁|∀・).。o(言えない、ここを立てたくせに今更新しいの立てたいなんて言えない)



273 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:42:01.56 ID:zELNblGy0
>>270
誤爆か?



まぁいい、要するにこういう事か。

Trrrr♪
「む、勝美姉から電話か・・・はいはーい、あなたのダーリン、幼なじみのタカシ君ですよー」
『バカか?いや、バカだろお前』
「ひでぇ」
『まぁいいや、お前がバカなのは今に始まった事じゃないからな』
「へーへー、どーせバカですよーだ。で、何か用?」
『そうそう、それだよ。帰りに綺麗な花見つけてな、お前にも見せてやろうと思って。
 持って帰るから楽しみにしてろ』
「へー。どんな花?」
『そうだな、赤くて、葉っぱが付いて無くて、ユリの小さいのが沢山付いてる』
「勝美姉、それって彼岸花だよ」
『へぇ、バカのくせに物知りじゃないか』
「毒草と言われてるな」
『・・・・えぐっ』
「どうしたの勝美姉?」
『ひっく、ど、毒草に触っ、ひっく、触っちまった・・・お、ひっく、俺、死んじゃうかも、ひっく、しれない』
「いや、死なないから死なないから」



278 名前: 273 2007/06/14(木) 23:56:13.11 ID:zELNblGy0
心を入れ替えて泣き虫クールで>>270のお題を書いてみた。


「ただいまー。姉さん、頼まれてた花買ってきたよー」
「お帰りなさい。何買ってきたのか見せて貰うわね」
「ほら。割と自信あるぞ」
「タカシの自身あるは信用できない………!」
「どしたの?」
「………電話しないと(えぐえぐ)」
「何故に?」
「彼岸花は毒草だから。タカシ触っちゃったから。タカシが死んじゃう(えぐえぐ)」
「……いや、確かにリコリスは彼岸花の仲間だけど」
「やっぱりタカシが死んじゃう。なんとかしないと(えぐえぐえぐ)」
「いや、食べるならともかく、触った程度じゃ死なないから」
「本当に?(えぐえぐえぐえぐ)」
「本当に」
「花瓶はそこにあるから。生けたら玄関に置いておいて」
「…………あれ?何だったんだろさっきまでの?」
「………忘れて」



279 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:57:29.66 ID:Je7gQ0yPO
>>278
な、なんで名前入り?



280 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:57:52.56 ID:LkNgfVQK0
>>270【姉】
女の家、微妙に>>261の続き

男「そういや女は兄弟とか居るの?」
女「ああ、姉が・・・」

ガラッ

姉「女ー、あたしのカーディガンどこいったか知って・・・」

男「あ、お邪魔してます、はじめまして・・・」
姉「ん? ああ、あなたが男君? 話はいつも女から聞いてるよー」
女「―――!」
男「へえ、そうなんですか」
女「ちょ、ちょっと姉さ・・・」
姉「ほらこの子見た感じちょっとキツいくせに泣き虫でしょ?でも最近段々泣かなくなってきてねー」
女「姉さん!」
姉「そんかわしいつも男君の話ばっかでねー、こないだなんか普段大人しいこの子が外泊なんかするもんだから皆びっくりでね」
女「・・・・・・!!!」
姉「ああ大丈夫、父さんにはちゃんと誤魔化しといたから。しかしやるねー男君も」
男「は、はい?」
姉「いやあ、泣き虫なんで根は素直なんだけどこの子見た目のクールさに関わらず奥手だからね、まさか高校生なのにもうやtt」

ドギャガバーッ!!

女「・・・・・!!、・・・!」
男「お、女・・・?」
女「男、君は今何も聞かなかった見なかった、わかるな?」
男「あ、ああ・・・いや、そんなボロボロ泣きながら凄まれても」



281 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/14(木) 23:58:32.86 ID:LkNgfVQK0
>>280

前日回想
姉「そんで女? その男の家に一晩泊まったんでしょ?」
女「ああ、男は優しいからな」
姉「優しい、ねぇ。ところでホラ、一晩泊まったってことは何か進展あった?」
女「なんだその同級生のような物言いは・・・」
姉「いやだって今日び高校生で好きな子が泊まっていって何もしないって相当なヘタレじゃん」
女「男はヘタレじゃないぞ!」
姉「へ、へえ。そりゃ失敬。んじゃ何かあったんだ」
女「何かって・・・」
姉「何ってそりゃナニじゃん、いいねえ彼氏持ちは」
女「(ここで否定したら男がヘタレの評価を受ける・・・)・・・そ、そうだな」
姉「へえー。そっかー。ふーん」

回想終了
女「わかったな!? 解ったらYes、解らなかったら解るまで・・・!」ウルウル
男「さ、さーいえっさー! 解ったからその原因不明の泣き止めー!」



283 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:01:36.94 ID:ND8w+Z3XO
>>281
姉何キャラすかwwww



284 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:05:31.69 ID:lKOqWV4Y0
>>283
いいでないか、何キャラでも
ここはクールなくせに泣き虫でちょっとしたことで涙を流す繊細で扱いづらいことこの上ない女に萌えるスレd

>>264
土曜日は自宅に居ないかもしれんからわかんね
ヒマなら絵でも



286 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:10:58.94 ID:ND8w+Z3XO
>>284
そか把握


土曜日が無理でも
明日あさってあるし



287 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:17:29.43 ID:4ac9qbeG0
>>286
日付的には明日土曜日だし
感覚的にはあさってが土曜日だし
>>286のドジっ娘ぶりに萌えた

ほしゅ代わりになんかやろかな



288 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:21:11.94 ID:ND8w+Z3XO
>>287
ああああ…(////)…



289 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:21:14.76 ID:4RjWZpgdO
男「もし女に地球防衛軍2をやらせたら…」

女『よし、最終ステージクリアだ』
女『これでようやく地球に平和がやってくる…でも…』
女『死んだ仲間達は帰って来ない…そして主人公も…』ウルウル

男「…ってなるんだろうなぁww」





女「…ステージ1がクリア出来ない」ウルウル
男「予想GUYデス」



291 名前: (1/2) 2007/06/15(金) 00:33:42.50 ID:4ac9qbeG0
「涙は女の武器」だと言うけれど、オレにはそう思えなかった。
 幸か不幸か、幼い頃からそういう機会に幾度となく巡り合ってきたからだ。

 オレのそいつに対する第一印象は、「ヘンな奴」だった。
 引越しの挨拶とかで、母親に連れられてきたそいつは母親に縋るでもなく、朗らかに挨拶をするでもなく、ただ中空を見つめていた。
 目が合う。表情を崩さない。「ヘンな奴」に加え、「気味悪い」とも思ったかも知れない。
 帰り際に、おばさんから「仲良くしてあげてね」と言われて、オレも少しその気になった。見た目大人しくて、遊びのイニシアチブを取れるとか言った打算みたいなものもあったかもしれない。
 けど、付き合い始めてオレの「ヘンな奴」と言う評価はますます根強いものとなった。

 泣く。とにかく泣く。

 小さい頃から付き合いがあるが、こいつの泣き顔以外ってのはほとんど印象にない。
 転んでは泣く。TVで恐ろしげなシーンがあるとなると泣く。ひどい時になると「置いて行かれそうになった」からって泣かれたときもあった。
 それも無表情のまま涙を流す。遠くを見つめるような表情のまま、頬に涙が伝う。最初見たときはえらく驚いたな。
 そういう時は黙って俺が背中を撫でて宥めるのが決まりだが、それで泣き止まないとさすがに当惑する。
 どうしていいかわからず一緒に泣いたこともあった。

 はっきり言って、昔のオレはこいつを持て余していたのかもしれない。



292 名前: (2/2) 2007/06/15(金) 00:34:26.27 ID:4ac9qbeG0
 中学に入っても、「泣き癖」は収まらなかった。
 この頃になると、ようやくと言えばいいか、オレには多彩な反応を返してくれるようになったが、相変わらず無表情のままだ。
 さすがに人前では泣かなくなったが、オレに対して泣くのは相変わらずだ。

 地元の市立高校に進学して、あいつは「社交辞令」というものを覚えた。大進歩である。
 それに加え、泣く事以外での感情の発露もするようになった。はにかみ程度の笑顔しか返さないが、人付き合いが円滑になるというのはスゲエ喜ばしい事だ。
 ……しかし、それに付随する問題点が一つ。
「感情の発露の幅が広がった」という事は、まあ……ご想像のとおり、要するに、多少落ち着いた中学の頃よりも更に泣き虫になった。
 宥めるのは決まってオレなので、もはや背景として認識されてしまった感もある。
 学校での評判といえば、容姿……端麗。成績……は普通。そして……情緒不安定。
「黙っていれば美人なんだけどなあ」
 とは悪友の弁。そういうのは性格のキツい奴に使うもんだけど。
 そういえばあいつには、男の臭いが全くしなかった。
 それについて突っ込んでみると、
「虫除けさんが付いてるからだよ」
 とも言われた。

 とまあ、これがオレと「泣き虫」とのこれまでの変遷という事になる。



293 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:35:46.01 ID:4ac9qbeG0
ノープランでやり始めたせいか、早くもどうしていいかわからなくなった
設定まとめただけだしなぁー

ちょっとお題ひろってくる



295 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:49:57.60 ID:OcVliwx1O
感動ものの長編きたかと思ったのに、ノープランかよw
ちょっと期待しちゃったじゃないか!



296 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:53:54.66 ID:nAfiXlRI0
何か良さげな設定だから便乗してみて良い?



297 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 00:55:22.75 ID:4ac9qbeG0
どうぞどうぞ



299 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:05:24.45 ID:nAfiXlRI0
うちの高校は私立かつ自由な校風を売りにしている事もあるのか、個性派が揃っている。
そのおかげか、こいつの泣き癖もチャーミングポイント(?)として受け入れられ、いじめ等に巻き込まれる事は無かった。
しかし泣き虫な事には変わり無く、フォローに回るのは日常茶飯事を通り越して生活サイクルにまで食い込んでいる。
それでも最近は、自分で何とかしようという意志が見られ、必死に泣くのを堪えてる所を度々目撃するが、

女「・・・ううっ」
男「お前な、セカチュー読んで泣くなよ」

正直、3点リーダ分程しか持たない。
男「ってかそうなる事は分かりきってるんだから読むなよ」
女「男友と女友が・・・ひっく、良い話だからって」
女友「ほら?こう、感動を分かち合おうと?」
男友「泣けるものは泣ける人にこそ読んでもらいたいと」
男「お前ら・・・確信犯だろうが、そこに直れ」

まぁ、こいつにとってこの環境はさほど悪くはないだろう。
やや不安定ながら穏やかな毎日が過ごせるのなら、俺も努力を惜しむつもりはない。



302 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:22:40.13 ID:nAfiXlRI0
こいつ・・・女が泣き虫なのは無論理由がある。
女は感情が敏感で、ちょっとした事にも大げさに驚いたり、感動したりする。
無論それらの感情は最終的に顔から汗をかく事で収束し、俺が事後処理に走るという黄金パターンを確立させている。
泣き虫時代ピークの小学生の時なんて、泣きすぎて涙腺が腫れ、病院送りなんて事もあった。
その際に医師に見てもらった所、「涙腺が弱い」と一言。
女は涙が出るまでの感情の沸点が低い上に、すぐ感情が高ぶる事が原因だそうだ。

男友「お前さー、少し女に過保護すぎやしないか?」
男「そんな事分かってるさ。あいつのためにならん事は分かってるから、なるべくほっとくようにしてる」
男友「それでも最終的にはお前がフォローに回る形になるじゃんか、疲れないか?」
正直、そんな感情は十年間世話してきた俺には皆無だった。
自分が世話する事が当然と受け入れてしまってる自分と、
自分は俺に助けられると思っている女の関係は、正直まずい。
共依存みたいな事にならんうちに何とかしなければとは思っている。
男「そうだな・・・お前らがセカチューなんて読まそうとしなけりゃ少しは楽かもな。
第一、映画はいろいろ凄かったが原作の方は文が薄いともっぱr
男友「それ以上言うな、いろいろと敵を回すぞ」
男「ん?そうか」
男友「お前は歯に布着せない発言が多いんだよ、女もその辺り苦労してるんじゃないか?」
男「うーん、苦労させてる自覚は無いんだがな・・・」
男友「(自覚が無い時点で重症だよ、まったく)」



303 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:35:50.87 ID:nAfiXlRI0
私は、もっぱら泣き虫だ。
映画を見ては泣き、本を見ては泣き、何もしなくても一人で勝手に泣く。
そしていっつも男君に助けてもらう。
男君はそのたびにキツイ事を言うけど、最後はやっぱり私の傍にいてくれる。
でも、それじゃあ駄目だって分かってる。
男君に寄りかかりっぱなしじゃ駄目。
自分をしっかりもって、対等な立場で横に、一緒にいたい。
そう思い始めたのはいつからだったかはもう忘れた。
気付いたらそう思ってて、泣きっぱなしの自分を何とかしようと考え始めた。
必死に我慢するけど、我慢できるのは一瞬だけ。
結局は男君に迷惑かけて、自己嫌悪して、また泣いちゃう。
こんな自分は・・・やだ。

女「ふ、ふえぇ」
女友「ほらほらもういいでしょ?朔太郎の中で思われてる亜紀ちゃんは幸せだって」
女「うう・・・そっちも泣けるけど、そうじゃなくて・・・」
女友「あー、結局また男に世話かけたって?別にいいんじゃない?あいつもまんざらじゃなさそうだし」
女「それでも、やっぱり駄目だよぉ、迷惑かけ・・うえぇ」
女友「はいはいその悲しみループコンボから抜け出さんかい」
女「うん・・・・・・・・・ふぅ、ありがと、女友ちゃん」
女友「しっかし女の方から『泣けそうだけど我慢できそうな本って無い』って聞かれた時は驚いたわ。よっぽど本気なんだね、泣き虫卒業計画」
女「うん、男君に迷惑かけてばっかだから、このままじゃいけないって」
女友「で、結果が号泣。一応フランダースの犬よりはレベル下げたつもりだったんだけどねー。
でもね、別にまるっきり成長してないわけじゃないわ。女は気付いてないけど、泣き止むまでの時間が短くなってるよ」
女「え・・・本当?」
女友「ええ、一歩前進よ。次は泣くまでの沸点を上げる事ね、頑張れ!」
女「う、うん、頑張る!頑張るよ、私」
女友「・・・あーあ、嬉し泣きでだらだら流しちゃってるわ」
女「え、ふええ!?」



304 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:43:46.50 ID:4ac9qbeG0
>>302
女は自立しようとしてるけど、男は今のままの過保護な感じが心のどこかで心地いいと感じてる……な感じか

「泣き虫クール」だから、クーデレのあっけらかんとした感じは避けるつもりなんだけど……

305 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:46:32.74 ID:nAfiXlRI0
>>304
その辺りは気をつけてるんだけど・・・やっぱクール系で長編は辛いかもOTL
ありきたりENDに着陸させるだけで限界っぽい。
あと序盤書いて思ったが女にクール度が全く無いので修正かける。

ってか読んでる人あんまいないけど、続けていいものなのか?
このままdatコースっぽいんだが。



306 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:48:37.83 ID:4ac9qbeG0
>>305
ま、ゆっくりやりましょ



307 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:50:50.10 ID:duUemHBhO
これは良い新ジャンル



309 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 01:55:08.92 ID:nAfiXlRI0
男「女、帰るぞ」
女「うん」
女の家は俺の家から近いので自然と帰り道は一緒になる。
別に男と女が二人だから何があるというわけじゃないが、一応会話はする。
といっても普通に話しているはずなのにいつの間にか女が普通の表情のまま涙流してたりするので油断ならない。
しかし、ここ最近はその回数も減ってるような、減ってないような・・・。
男「・・・・だからあの教師は人気ねぇのな」
女「その言い方もストレートすぎかも」
男「いやだって、ステレオタイプに硬い頭ってもはや教師としては致命的だろ」
女「あれも一種の教師としてのステータスだよ。周りの事に影響されず我を持つ。これも大事な事」
男「うーん・・・・」
こいつは一見そういうタイプに見えなくもない。
見た目からすれば冷静沈着っぽさはあるんだが、一回泣きが入ると弱気かつネガティブになる傾向がある。
そのギャップが受けが良いのか、容姿も中の上あたりなので、うちのクラスではそこそこ人気だったりする。
男「・・・あ、雨か」
気付けば空にはどんよりねずみ色の雲が覆っていた。
この様子だと一度振り出せば一気に雨脚が増すだろう。
男「女、傘持ってるか?」
女「いや、今日は置き傘を忘れた」
男「走るぞ、多分やばい」
女「どのくらい?」
男「・・・ナントカ還元水くらいだ」
女「それはまずい、急ごう」
意味が通じたのか?冗談のつもりだったが。
そのジョークが神様の気に食わなかったのか、小雨はあっという間に豪雨となった。


人がいてくれて良かった・・・何とか完結させるのでお付き合い願います。



311 名前: 保守 2007/06/15(金) 02:07:19.47 ID:4ac9qbeG0
【わさび】

日曜日の昼のこと。
泣き虫のあいつと二人で試験対策に臨んでいたオレは母親に呼び出され、一万円を渡された。
「……これは?」
「ん、コレで何か食べてきなさい」
 いや、そういうことではなくて。
「なんで一万円なんだよ? ウチにそうめんかなんか無かったっけ?」
「あのねえ」
 やれやれだわ。と、ため息。
「女の子と二人で、そうめん啜るもないでしょうに」
「二人、……って母さんは?」
 至極全うな懸念を口にする。
「……はぁー……」
 本日二度目のため息。
「バカ?」
「何で!」
「女の子ひとり連れまわすくらいの甲斐性くらい持ちなさいよ。ぶっちゃけお昼作るの面倒くさいの」
 なんて母親だ。平然と職務放棄しやがった。
「……年中無休でやってみるか?」
 聞こえていたらしい。
 旗色が悪くなってきたのであいつのいる自分の部屋に逃げ帰る事にする。

312 名前: 保守 2007/06/15(金) 02:09:06.19 ID:4ac9qbeG0
 で。
「母さんに『コレで二人で何か食べてきなさい』って言われたんだけど」
 オレの手には、一万円がひらひらと踊っている。
「明らかに多いよなあ」
「……」
 しかも、ある意味これは……いくらなんでもデートと取られても仕方ないような気が……する。
「何か食いたいもんあるか? オレもバイトしてるから余裕はあるし。……あ、スシとか?」
 照れ隠しと、相手の反応が薄いのを何とかカバーしようと必死にしゃべる。
 するとアイツは黙って立ち上がり、
「行こう」
 とオレの手を取る。好意的に受け取ってくれたようだ。
 ただ、手をつなぐのは恥ずかしいのでやめて欲しかったけど。

 近所の繁華街の回転すし屋。
 チェーン店なので、可もなく不可もなく。まあ、ハズレはないだろう。
 席について、おしぼりで手を拭く。
 ……ところで、オレも今の今まで失念していた所なんだけど。
 寿司というからには、ワサビが挟まっているはずで。
 それがこいつの涙腺を刺激するとなると……。
「お前、ワサビ大丈夫か?」
「……あ」
 その反応は、お前も今まで忘れてた、って反応だな。
 しかし、すぐにきゅっと唇を結ぶと、
「いい。……頑張る」



313 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 02:09:13.74 ID:nAfiXlRI0
台風でも来たのか、石原良純が今日は晴天ですと言ったのか、これ以上と無い豪雨が俺達を容赦無く濡らした。
俺達は必死の鞄で頭上を覆うも焼け石に水、すでに全身ずぶ濡れとなっていた。
男「ったく!朝の天気予報じゃきいてなかったぞ!」
女「梅雨に加えて季節の変わり目は天気が崩れやすいからね」
女は無表情で言うも、僅かながら寒そうな感情が漏れ出している。
そりゃ半袖の中これだけ雨に打たれてたら体温も下がりっぱなしだろう。
それは俺も同じだったが、
俺「っと」
自宅は目の前なので、それからは開放される。
ちなみに、女の家はあと300メートル程先。
男「上がってけ」
女「え?」
男「この雨じゃキツイだろ?もう少し収まるまで中で暖まってけ」
女「え、でも・・・男の家?」
男「そりゃそうだろ。別に何度も来た事あるだろ」
ここ最近はあまり家に上がる事は無かったが、一時期は調味料の場所まで把握する程に家にいた事だってあった。
・・・まぁ中学あたりまでだったが。
女「いいよ。家まであと少しだしすぐ着くから」
表情を変えずクールに言・・・ってるつもりなんだろうが、体はぶるぶる震えてるし、顔から血の気は失せている。
争うだけ時間と女の体力の無駄だったので、女の手を引っつかんだ。
女「!」
男「いいからこい。風邪をこじらせる」
女「だから家にはすぐ」
男「こうやって争って俺まで風邪にする気か?」
女「その言い方は、なんか、ずるい」
そう言うものの、抵抗する意思が無くなっていた。
男「最初から遠慮なんかするな。俺らの間でそんなのは必要ないだろ」
女「・・・ありがとう」
一度折れたら早いもので、すぐに女は暖かい家に飛び込み、最短距離で居間にたどり着き、コタツに足を突っ込んだ。
・・・やっぱり、寒かったんじゃないか。



314 名前: 保守 2007/06/15(金) 02:10:09.30 ID:4ac9qbeG0
努力はしてくれると約束してくれた。
……しかしだな。ワサビを口に入れて涙が出る、ってのはまあいわゆる生理反応なわけで。
「はう」
案の定、一貫飲み込んで固まった。
「う、う~……」
ぽろっと、涙が零れた。
「ほら~!」
「ご、ごめ……」
向かいの席から隣に移動して、常備してあるハンカチで涙を拭く。
待合席から「優し~い!」なんて声が聞こえてくる。こっちは必死なんだ。
「ほら、落ち着いて。ワサビ抜きで頼んでやるから」
肩を抱いてやる。
待合席からのはやし立てる声が大きくなった。……無視だ、無視。
……っていうか、やっぱり、オレとコイツ、「そういう風」に見えるんだろうか……?
「ありがとう……」
感謝の言葉で我に返る。……アホな事を考えていたと反省する。
オレとコイツの関係。ただの幼馴染、なのか?

……本当に?

帰って、母親に回転すし屋で食事した旨を伝え、釣りを渡した。
本日二回目の「バカ」が飛んできた。
どないせぇっちゅうんじゃ。



315 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 02:13:26.08 ID:syOgj76vO
お二人ともいいっす。
明日の朝楽しみ



316 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 02:16:41.00 ID:4ac9qbeG0
まあ、風呂入りがてら考えまとめるからいなくなりますけどね><

317 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 02:31:42.87 ID:nAfiXlRI0
コタツの温度を最大にして、俺にお茶を要求して、二人共落ち着いた所で。
「ふう」
と気持ちよさそうに溜息つきやがった。
散々遠慮しといて入った途端お茶を出せとのたまう女に文句の一つも言ってやりたいが、コタツでぬくぬくしながら顔までぬくぬくしてる女を見てたらそんな気分も飛んでった。
さっき男友に散々今の環境じゃ駄目だと言っておきながら、女が喜んだり安らいでる所を見たいと思う自分は意思が弱いのだろうか?
男「うちに来るのも久しぶりだな。昔は散々来てたのに」
女「・・・やっぱ高校生になると事情が違ってくるよ」
男「そういうものか」
女「そういうものよ」
やはり幼馴染とはいえ、女も年頃の女の子。
親もいない家に引っ張り込む事はいけなかっただろうか。
そんな俺の表情から読み取ったのか、女はやや眉を寄せる。
女「別に男に非は無いよ。下心があるならともかく、純粋な好意なら問題は無い」
男「あのな・・・」
俺を聖人君子だと思ってるのか?親父さんに男は狼だと教わらなかったのか?
俺だって女がこんな格好で二人っきりのシチュだったら・・・って!
男「お前服透けてるぞ!」
女「え・・・・」
女は言われて気付いたようで、自分の服を見る。
普通、夏用の薄着で豪雨にあえば、ぴったり張り付いた服の下から下着がまる見
女「・・・・・」
まずい、うなじがピクリと反応した。
昔から、こいつが泣く時には予兆として俺のうなじに反応がある。
経験則か第6感かは知らないが、外した事は一度も無い・・・・ので早急に対処する。
女「う・・・」
男「母さんの着替え持ってくる!背丈同じだから多分大丈夫だろ!」
なるべく女の方を見ないよう足早に部屋を出る。
正直、このシチュであの格好の女を直視し続けたら、俺でも・・・
男「って、んな事言ってる場合じゃない、着替え着替え・・・」



319 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/15(金) 02:46:41.59 ID:nAfiXlRI0
女「うう・・・」
また、泣きそうになってる。
でも今回はしょうがない、男にこんな姿を見られたのだ。泣くなという方が無理がある。
やはり是が非でも遠慮してさっさと家に帰れば良かった。
結局は、男の世話になって、服まで用意してもらう始末だ・・・お茶は、まぁ置いといて。
女「ふぅ」
今回はすぐに落ち着いた。女友の言う通り、少しは成長しているみたいだ。
それでも、男には迷惑をかける。だからもっと頑張らなければ。
男に寄りかからず一人で立って、一緒に歩くために。
私のせいで男が傍に『いなくてはいけない』ではなく、私が男の隣に『いたい』。
結果的に差は無いかもしれないが、私的には大きく違う。
男に迷惑をかけたくない。男を困らせるのが嫌・・・そんなまどろっこしい言葉はいらない。
私は、単に男が好きなのだ。
だから愛想を尽かされたくない、ただそれだけのための自立。
最初は今のまま一緒にいてくれる環境に甘える事を選ぼうと思ったが、それではいけないと自分でこちらの道を選んだ。
そうしないと、何時までたっても私は・・・・
私「ふぅ・・・」
憂鬱な溜息を吐くと、後ろから僅かに襖の開いた音が聞こえ、男の母親の着替えらしきものが置かれた。
女「・・・・」
それを見て、今の私を見て思った。
男は、私をどう思ってるのだろうか、泣いてばかりの私を嫌々ながらあやしてるのか。
男は今の私を格好を見て何も思わなかったのだろうか、私なんて恋愛対象に入ってないのだろうか?
そんな不安がよぎったその時・・・・『それ』が突然きた

          頭が  揺れ る

                 電気が え 
        
恐怖 が 頂点ま で跳ね上 が って―――プツンと何かが切れた。



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