上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/16(水) 23:04:27.70 ID:NThIFYYlO
私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。

ある朝母が嬉しそうに「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」と私に言ってきた。私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。
すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし彩りも悪いし、とても食べられなかった。
家に帰ると母は私に「今日の弁当美味しかった?」としつこく尋ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」とついきつく言ってしまった。
母は悲しそうに「気付かなくてごめんね…」と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。私の知らない病気だった。
母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。
中を見ると弁当のことばかり書いていた。
「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」
日記はあの日で終わっていた。



コメント
この記事へのコメント
  1. 妹の前でなきそうになった自分がいた
    2007/09/07(金) 14:22 | URL | 我輩はただの人である #-[ 編集]
コメントを投稿する
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
アダルトスパム広告などを弾くために、 「http」を禁止ワードにしています。
基本的にURLを書き込む際は、先頭の"h"を抜いて書き込むようにして下さい。
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://akatongari.blog97.fc2.com/tb.php/27-b23f872c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。